木工DIY の小技と治具

【簡単木工】丸い車輪を作りたい。私の使ったジグ(治具)

「子供のおもちゃを作りたい」という動機から木工をされる方も少なくありません。
私もそうでしたから(笑)

何を作るかって

やはり一番最初は「木の車」ではないでしょうか

ここで問題となるのが「車輪」
どうしたらきれいな車輪を作ることができるかを載せてみます。

結構、難しいおもちゃの車輪作り

木の車を作るときに、どうしても外せないのが車輪作りですね。

これが結構難しくて。
キチンとした「円形でなくてはなりません」し、その大きさも均一でなければなりません。

それも4個、必要です。

車輪としての部品も売ってはいますが、できることなら自分で作りたいものですね。

でも
これって

結構難しくて、私も鬼門となっていたのですよ♪

きれいな円形でないとスムーズに車は動いてくれませんし、楽しくもありません。

「お父さん、もう3台くらい作れないの?」と言われても
あんたが考えるほど簡単ではないのですよ♪

実際に作ってみたことがある方ならわかることですよね(笑)

今まで使っていた方法

木の玩具を作りたくて、糸鋸盤は早くに購入をして、「刃」によって切れ方に大きな違いがあることはわかったが、なかなかきれいに切りそろえることができない。

歪になった車輪をスピンドルサンダーで修正するけど、自分としては満足点にはならない。

ならば「ホールソー」を使って切り出す方法。
たしかに早くきれいに車輪を作ることができます。

でも車輪に貫通穴が開くのが問題

それと
好きな大きさにすることは難しく刃の大きさに依存するのは当然のこと。

ぅ~んそうじゃなくてさ。

やはり糸のこをうまくなるしか方法はないのだろうかと。

そんな折ひらいめいた!

ベルトディスクサンダーの利用法

ユーチューブでテーブルソーで作っていく方法が出ていた。
私のような大きさだと、簡単に手をけがしてしまいそうだ。

「そうだ!この方法をベルトジスクサンダーでできないか」と。
早速やってみたら、大成功でした。

その方法とは

1)コンパスで好きな円を書く
2)その外周に2ミリくらい大きい円をさらに書く
3)大きい方の円を糸鋸で切っていく。多少、いびつでも問題ありません
4)コンパスでつけた円中心に車軸用の穴をボール盤で開ける
5)車輪修正ジグにセットする
6)車輪を回転させながら、ベルトジスクサンダーでゆっくりと修正をしていく車輪修正ジグ4 車輪修正ジグ5
7)クルクル回しても削れないようなら、修正が終了で円形となっている

車輪修正ジグは

車軸と同じ丸棒が取り付けられている車輪修正ジグ1 車輪修正ジグ2

裏側にあるガイド板で円の大きさが決まる車輪修正ジグ6

構造はとても簡単です。

無理に削ったり、車輪の回転を早めると摩擦熱で材料が熱くなって、やけどしそうになるので注意が必要です。

私は右手だけ革手袋を履いて作業をしています。

他に考えられる方法

ルーター・トリマーを使う方法もありますが、材料が小さい場合は危険も伴います。

いずれにしても固定から切削までが、時間のかかりがちのルーター・トリマーです。
自分のような作業の場合は向かないと思います。

あとは糸鋸の熟練となりましょうか。

本職のかたは当然のようにこんなジグなどを使用せずに、きれいな円形を次々とつくって行かれるでしょう。

でも自分は本職でもなんでもありません。
うまくなるのも待ってられないですしね(笑)

見てくだされ
こんなにたくさんの車輪を量産できましたよ

車輪修正ジグ8 車輪修正ジグ9

みんな同じ形を大きさをしています。
ジグでもなければ、現実には結構難しい作業であると私は思います。

まとめ

今回はおもちゃなどで登場する車輪を作るジグの紹介をしました。

糸鋸盤などがない方でも、割と近いところまで手鋸で切ってから、きれいな円形に仕上げることができます。

ボール盤もなくてもまっすぐ穴を開けることができるドリルガイドも売られてしますので、ご活用くださると同じ作業ができます。

ただ
ベルトジスクサンダーだけは買わないとならないですけど、自分は結構使うことが多くて、本当に買ってよかったなっていつも思ってる電動工具ですよ♪

あまり高額な電動工具ではないので持っていると重宝しますよ。

以上、今回はきれいな車輪を作るジグの紹介をさせていただきました。

ベルトディスクサンダー

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