私はオイルフィニッシュ仕上げが好きで、塗膜を作ってしまうニスやペンキを使用していません。
ただ問題があって。
先に部材を塗装してしまうと、木工ボンドなどでは接着がされないことなんです。
今回、自分の持っているものでテストしてみたので、その様子をまとめてみました。
多用途の接着剤が効果を発揮しました
手持ちのもので、十分な効果を発揮したのは
コニシさんのウルトラ多用途SUと
MonotaROの瞬間接着剤多用途タイプでした。
塗装をしてから組み立てるか、組み立ててから塗装をするか
私は基本的には着色をしませんので、いつもは組み立ててから塗装をしています。
このほうがカンタンですし、一気に仕上がっていくので気持ち的にも楽ちんです。
ちょっと塗りにくいところがある場合は、基本通り、塗りにくいところから塗っていきます。
大抵は問題無く仕上がります。
それはクリアーだからなのかもしれません。
それが今回、ハンドメイドマーケットに出店する際にこんなものを作ったのです。
3色の組み合わせツリーです。さすがにこれは先に塗装をする必要がありました。
いつものオスモクリアーとオパークたち。ワックス系です。
とてもカンタンなので、塗装を入れて木工ボンドで組み立てようとしたら、全くもって接着されませんでした。
結局マーケットには間に合わず、出品できませんでした。
うすうすはわかっていたのですが、やっぱりそうかと。
ならばメーカーに問い合わせるまでと。
オスモさんからの回答
ネットで検索をすると、「マスキングをする」「接着部分をサンディングをする」とあります。
メーカーでは何か有益な情報を持っていないかと問い合わせてみました。
回答は以下の通りでした。
オスモカラーは、自然の植物油と植物ワックスをベースにした自然塗料であり、木材保護塗料です。
よって、その塗面は水を弾き、汚れがつきにくくなっております。
接着剤の類も然りです。
組み立ててから塗装をする際の一番の注意点は、接着剤をはみ出さないことです。
ご存じかも知れませんが、接着剤の上にオスモカラーを塗装することはできません。ということで、接着剤と塗料(特にオスモカラー)は相容れないものです。
もしかすると、ご要望に沿う接着剤があるのかも知れませんが、数多ある他社製品との実証実験は行っておらず、これについてお答えすることはできません。
お好みではないのでしょうが、サンディングやマスキングで対応していただく以外のアドバイスも持ち合わせておりません。
ということでした。
ならば自分でテストをしてみるまでと
オスモオパークを塗布して、接着テストをしていく。
木工接着剤
最近お気に入りのタイトボンド3も一緒にテスト
予想通り、ダメでした。
手持ちの接着剤で
ゴム、金属用のG17
コニシウルトラ多用途SU
セメダインスーパーXハイパーワイドの3種があったので
テストしてみる
コニシウルトラ多用途SUがしっかりと接着されて、小さい金槌で衝撃を与えても大丈夫でした。
予想通り、G17は適用外なのでアウト。これは当然の結果です、引き合いに出してごめんなさい。
セメダインスーパーXハイパーワイドは一見付いたと思ったけど、衝撃を与えたら剥がれてしまった。
手持ちの瞬間接着剤で
ピンポインターゼリー状瞬間
3M スコッチ 強力瞬間接着剤 ジェル多用途 プロ・ホビー用 5g
MonotaRO 瞬間接着剤 多用途タイプ
MonotaRO 瞬間接着剤 木工用
おっ付いたぞ!MonotaRO頑張ってる。
まとめ
持ち手の中でのテストの状況を載せました。
大がかりなものは私の接着剤では、コストもかかりすぎで不向きですね。
メーカーからの回答のようにマスキングやサンディングをして、木工ボンドで作って行くのがベストであると思います。
ただ、使用中に部分的に剥がれてしまったり、小さいものを接着して組み立てたいときに有用かと思います。
木工ボンドについては、最近私はタイトボンド3を使用していますが、通常の組み立てには確かに強力な接着が得られるのでオススメですね。