ひょんなことから、丸鋸を使うことが多くなった。
少しでも安全に作業をしたいと頭を悩まし、思い切って鋸歯を変えて見たら大正解。
もっと早くに変えておけばよかったと思えたので、ここに紹介したい。
丸鋸と私
木工diyも35年が過ぎた。
始めた当初から丸鋸が怖くて。特にキックバックが怖いから使わないのが一番と思い込み、徐々に丸鋸自体に距離を置くようになっていました。
キックバックへの恐れのほかに切削音がすごくて恐怖心増大していきました。
スイッチを入れると「ギャイーン」とものすごい音。
切り終わるまで続く音。
そして恐怖さながらに切っても力が入りすぎているのか、思ったほど正確に切れない。
こんな折から、丸鋸はお蔵入り一号として「代替器」を探すことになりました。
1)テーブルソーの導入
当時アマチュア木工界隈は「個人輸入と海外工具を使用するブーム」でした。
日本には大工さんが使うようなものか、桁外れに高い「電動工具」が多くて、大がかりなことは簡単にできる状態ではありませんでした。
アメリカリョービのBT3100を導入して
とても正確な作業が出来るようになりました。
2)スライドマルノコの導入
次ぎに採用したのがスライドマルノコ。
ほとんどの丸鋸作業が、きちんとした長さに切断すること。
私のは312ミリまでの切断が出来るので丸鋸を使うことがほとんど無くなり、
安全にそして恐怖心から解放された気分になりました。
使用するキッカケは何か
知人から大型家具の製作依頼がたくさん入って来ました。
依頼には納期があるので、あまり非効率なこともしてられません。
怖いとばかり言ってられない状況が重なりました。
テーブルソーでもスライドマルノコでも、あまり大きなものは加工することができず、かえって危険も伴います。
コスパのことも考えて、構造用合板を使うことが多くなり、大きな合板から必要な部材を切り出さないとなりません。
以前はジグソーで少し大きめに切り出して、あとから調整するということもしていました。
これはこれで安全性も高くていいのですが、不必要に時間もかかり、無駄な部材が出てしまいます。
そんな折、家を新築することになり、大工さんからのアドバイスと使用方法の見学をする機会を得たのです。
いつもは部材から3センチ位も刃を出して切っていたのですが、大工さんは1cm弱と非常に少ないのです
(歯の出す量はこんなに少なくてイイの?)と聞くと
「あまり出すと危険だし、この方が安定して切れる」との由。
「キックバックを防ぐためにこのくらいの刃の出し量で、ウレタンフォームの上で切るといいよ」と。
自分も確かにウレタンフォームは使っていたが、刃を出しすぎて、ウレタンフォームがずたずたになってしまっている【笑】新しくウレタンフォームも用意しました。
(ジグは?)
「慣れないうちは買ったほうが正確だし、よく出来てるから」と。
そうだよね
無理して自分で作って、不正確なものを使う必要があろうか。
早速買ってみたら、こんなにいいのかとびっくりした。
鮫肌を使ってから、今更のようにジグやガイドを購入した。
直線カット(平行切断)
クロスカット
ひとまず45センチまでのものを購入
クロスカットは90センチ対応のものまで買ってしまった。
本当に最初から買ったらいいよね。
実際に使って見ますと
大工さんは実は「マキタ鮫肌」を使っていました。
妙に憧れて、同じ刃を使ってみたくなった。
ネットで調べてら、いい評価が続く。
音が小さくなったことがポイントでスーって切れていく感じで
怖さがホント少なくなるね。
当然切れ味もいいから切削にもチカラがいらない。
もっと早くに買っておけばよかったって思う。
以前よりマルノコが近くにあるような気がする。
あまり毛嫌いするもんでもないね
充電式や小ぶりなものがほしくなってしまった
頻繁に使うようになると、電源コードがジャマ
さほど厚くない板を切断するのであれば、125ミリでも十分かと。
大工さんも125ミリを使っている人も多いことに気づく。
あまり太いものや厚いものは、道具が固定されている方が安心なので
スライドマルノコやテーブルソーになると思う。
もう少し、この環境で使ってみようと。
まとめ
木工diyも35年あまり。
なんとなく封印をしてしまっていた丸鋸
これは大工さんが主に使うものだと
そんなことはない
ちゃんと安全対策をし、切れる刃を使っていくことで
こんなにも違うものかと
怖いことは怖い
でもあまりに恐れていてもかえって危ないし
使い慣れていくことも必要。