木工DIYを進める上で安全に木材を切ることが出来るスライドマルノコを紹介します。
「これから木工DIYをしたい」
「ウッドデッキを自分で作ってみたい」
「木工DIYをすでに始めていてだんだんと楽しくなってきた」
「趣味の木工DIYでケガをしたくない人」
そんなかたに参考になればと思い、記事を書いてみます。
木工DIYは本当に楽しいです♪
自分で考えたものがだんだんと形になっていく。
それもジャストサイズのものが出来上がり、もう家具に生活を合わせなくて良いんです♪
自分の生活合わせた家具に囲まれて過ごすことが出来るって、本当に幸せなことだと思いますよ♪
それには安全に作業をして、正確な材料を揃えることが基本です。
そこまで出来たら、もう出来たようなもんです。
それの大きな手助けとなってくれる電動工具「スライドマルノコ」。
私のはバージョンアップしてしまったので基本的な機能があるこの辺りがオススメかなと。
おすすめです。
木工DIYの最初は丸鋸ではないのか
「自分で本棚とかウッドデッキとかを作ってみたいな」と思い立ってきてみたホームセンター。
そこで目にとまるのはこの写真のような「丸鋸」ですね。
大工さんもよく使っているし、どこかでみたことがある「木材がキレーに切れる電気で回るのこぎり」です。
私のはこれですよ♪
価格も大きさも手頃なことから、まずはここからと行きたくなるのがふつうですね。
私もそうでしたから。
でも今の私は丸鋸を全然おすすめしません。そして自分は怖くてほとんど使っていません。
全てが危ないと言ってるのではなくて、きちんと使うと危険性はずいぶんと減るのですが、私はやっぱり怖い。
怖いと思えば思うほど、体に力が入って動きもぎこちなくなって怪我をしやすいですよね。
でも使わないとイケないときもあるので、致し方なく使用してますが最小限にしてます。
丸鋸の特徴をまとめると
1)価格も手ごろで買いやすい
2)設置場所などスペースを確保しなくて良い
3)充電式のもあるくらいで機動性が良い
4)ほぼオールマイティにこなせる
5)小さい部材の切断は危険
6)材料をきちんと保持しないと鋸歯を挟み込んで、マルノコが勢いよく戻ってくる
7)単体での直線切りは難しく、ガイドが必要
8)電源コードを切断する危険性がある
9)連続して同じ部材を切り出すのは面倒で不正確になりがち
10)左手で材を押さえることもあり、挙動したマルノコで手を怪我する事がある
11)集塵ボックスがないので切削でゴミが沢山でる
スライドマルノコの特徴
私が使っているのはマキタ LS0814FL です。
卓上マルノコじゃないですよ。スライドマルノコです。
「えぇ~~8万円くらいもするんじゃ、ちょっと買えないわ」と思うかも知れませんが、
指や足を切る確率がかなり低くなると思ったら安いもんですよ♪
指を落としている「大工さん」を結構見ることが多くて、話してみると「丸鋸で指を落としたんだ♪」というかたがほとんどでした。
スライドマルノコの特徴をまとめると
1)材をしっかりと固定できるので怪我が少ない(左手を添えることが少ないので)
2)時々材料によって鋸歯が挟まれ、もどされることはあるが鋸が固定されているので安全
3)連続して同じ部材を切り出すのが容易(治具も必要だが)
4)小さい部材の切断も治具を使いながら、切断できる
5)集塵ボックスが付いているのもあり、切削屑の処理が容易
6)正確な角度切りがワンタッチで出来る
7)電動工具を使う際の安心感が全然違う
8)設置場所の確保が必要
9)価格がマルノコより高い
10)切断できる部材の大きさに限りがある
といったところだろうか。
価格的は少し高くなりますが、「安全を買う」目的でスライドマルノコを買いましょう!
スライドマルノコの長所を伸ばし、短所を補う
専用台を自作してスライドマルノコを固定する
持ち運んで使うことがないので、位置を決めて安定した切り出しを出来るようにしています。専用台を作ったことで、スライドマルノコ用の治具をセットアップすることが出来て、より安全性が高まっています。
連続して同じ部材を切り出す工夫
同じ部材を切り出したいときに少しでも効率を上げたくて、定寸ストッパーを付けています。
一度この位置にストッパーをセットし、材をあてがうことで同じ長さのものを図ることなく切り出すことが可能です。
Tスロットにストッパーがスライドして動く仕組みとなっています。
小さい部材を切り出す治具をセット
鋸歯の近くに手を持って行くのはさすがに危険。
10センチほどの部材を安全に切り出すことが不可能。
そこで部材押さえの治具を製作して、安全に作業が出来るようにしてみました。
トグルクランプで部材がおさられるので、材の浮き上がりもなく安定した切り出しが可能となっています。
また、一度セットするとこれも定寸ストッパーと同じように、計らなくても同じ部材を切り出すことが出来るのでとても便利です。
治具は、クイックバークランプで固定して使います。
長い部材を切り出す工夫
私が主に使っている部材は、SPFの1×6材で6Fものです。
幅140ミリ 長さが1800ミリほどです。
これ以上の長さや幅になると取り回しが悪くなり、加工に入るまでの時間もかえってかかってしまうので、今はこの材に合わせた作業環境を作っています。
材があちこちの工具と干渉し合わないように道具の配置を工夫しています。
周囲にはボール盤とトリマーテーブルがあるのですが、奥行きや高さを工夫してぶつからないようにしています。
安全性のほか気に入っている点はここ
十分な切断能力
似ている道具で「卓上丸鋸」というスライドしないタイプが少しお安く売っていますから、間違わないようにして下さいね。
卓上マルノコじゃないですよ。スライドマルノコですよ♪
なんとなく似ているので気をつけてくださいね。
卓上マルノコは鋸がスライドして動かないので切断能力が小さいです。
スライドマルノコでなければ、312mmという切断能力は出せません。
312ミリまでOKですから、1×6の2枚並べはおおむね280ミリ。難なくクリアーです。
正確な角度切りが出来る
左右、傾斜それぞれ角度切りを行うことが出来ます。
左右の45° 30° 22.5°はカチン、カチンと一発で決まるので、すぐに作業に入ることが出来てうれしいですね。
私はあまりしませんが、傾斜についても45°まで左右行うことが出来ます。
集塵とゴミ捨てが楽である
木を切るだけであっても、結構多めの鋸屑が発生する。
本体が持っている集塵機能で吸い込みをしてくれる。
ゴミをためるボックスがサイクロン式となっていて、キレイにたまってくれる。
袋とは違い、捨てるときもサッと捨てること出来て気持ちが良い。
なにげにこの機能がうれしかったりする。
全ての鋸屑が集塵されるわけではないが、ほぼ納めてくれる印象が有り、鋸屑で墨線が見えなくなることはない。
まとめ、ちょっと高いけど安全を買おう
スライドマルノコを使ったら、もうマルノコなんて恐ろしくて使われないくらいです。
スライドマルノコはとても便利で安全で、正確に材料を切り出すことが出来る。とてもすばらしい道具です。
ちょっと値段が張るので購入には勇気がいりましたが、以前からほしかったので、購入できてすごく嬉しかったのを記憶している。
本当に木を切るのが楽しくなります。もっと早くに買っておけば良かったと思います。
恐怖心もあまりないし、正確に切断してくれる、なんと言っても材を置き、計測から切断までが早いことにうれしくなります。
丸鋸を使っていたときのことを考えますと。
ガイドを設置して、材の固定をきちんとして恐怖心にさいなまれながら切断してもガイドが悪かったり鋸の操作が甘いと切断に狂いが生じやすく、作品にも影響していました。
ちょっとでも扱いが悪いと、ギュンと丸鋸が戻ってきます。これをキックバックといいます。
私は何度か経験してます。
本当に怖い。手を切りそうになりました。
ホームセンターでは日曜大工の定番グッズのように丸鋸を販売していますが、出来ることならちょっと頑張ってスライドマルノコを買われた方が良いですね(^0_0^)
スライドマルノコは、材をきちんと固定しますし、手持ちの丸鋸よりキックバックの危険性は少ないですから安全性も必然的に上がっていきますね。
確かに高いですけど、手を怪我しないための保険だと思って今回も購入に踏み切りました。
私も丸鋸は持っていますが今はほとんど使うことがなくて、大きめな合板を切り出すだけのためにしか使っていません。
最近はソーガイドミニを手に入れてからは、手鋸で切っているときもあります。
これもおすすめです。持っていて損はないですよ♪
スライドマルノコいかがでしょう。。。私のはレーザーが付いていますが、精度が手作り家具向きではないので使っていません。