以前、子どものぬいぐるみ用の棚を作った。その製作の様子をまとめた。
手作り棚の製作開始です
材料は本田谷田部さんからネット通販で購入している。
1×6の8Fものを使用している。
4枚出してきて、荒木取りをします。
8Fだと我が家のスライドマルノコで何とか対応できるので助かってます。
接合される面を整えるために、手押しかんなで整えていきます
クランプを使って板はぎをします。あまり強度を必要としないので、イモはぎをしました。
目違いをカンナで払います
どうしても若干の目違いが出てしまいます。少し慣れてきたのか、目立ったソリもなくて、サッとかんなをかけただけで使えそうです。
すのこ部材を切り出して行きます
10ミリほどの角材が必要なので、最初はテーブルソーでやってみましたが、どうも危なっかしい。方法を変えて、バンドソーで挽き割ることにします。このあとは自動カンナで仕上げます。この方がちょっと時間はかかりますが、怪我をするより良いです。
部材がそろいました。
棚板を作ります
この小さな部材と角材を使って、すのこを作っていきます
細い部材もたくさん余っていたので、有効利用することが出来ました。
木工ボンドとクランプで徐々に組みあげていきます。材をきちんと同じ厚さに切り出したんですが、平らにするのが結構難しい。。。でもなんだか形になってくると「楽し~~!」 ちょっとガタガタになってしまったところがあるので、組み上がった物を自動カンナに入れて平らにします。
厚さは11ミリとスリムとなりました。
出来ました! ピカピカツルツルです。
棚板なんでイモはぎした板を使えばいいのですが、ちょっと飾りをつけたくてわざわざ「すのこ」にしてみたかった。それも「押し入れすのこ」みたいな構造はかっこうわるいし。結局このデザインにしてみたら、なかなかいいんじゃな~~い。
構造部材をつくって行きます
端の部分です。5ミリほどの欠き取りをdadeカッターで入れておきます。私のテーブルソーは主にこの用途に使われることが多くて、頻度的にはスライドマルノコの方が多いと思います。あとからトリマーを掛けることが出来ないので、組み立て前に両面掛けておきます。
最近はトリマーばかりを使っているので、もう一台トリマーがほしくなってきました。サンディングも掛けておきます。棚板の仕上げが終わりました。3ミリの丸面でサァ~~~っと面を取ってあげるだけで随分と質感があがります。
ソフトな感じに仕上がり、自分としても満足です
クランプと圧着です
ビスケットによる接合が終え、クランプで締め上げます。
木工を始めた頃に買ったこのクランプ。活躍してます。ちょっと仮組をしてみます。ビスケットと欠き取りだけですが、一人で立っていてくれます。組み手は簡単な物でも入れると、随分と強度や作る楽しみを大きくしてくれます。背板はこの所定番となった有孔ベニヤです。スゥ~ッ~っと滑らすように入れていきます。段々形になってきたぞ~~(=^^=)
天板を接着後、フェイスフレームをつけます。
今までは側板をそのままむき出し状態で棚の製作を終えていましたが、ちょっと飾り付けをしてみました。 子供部屋の押し入れの前に置くことになるので、キャスターを取り付けました。取付の際にはこのビットは欠かせません。
ネジが真ん中からずれません(=^^=)
できあがりました!どうでしょう・・・。
フェイスフレームは丸面で面を取って、優しい感じにしました。
とてもシンプルですが、自分としてはお気に入りの作品となりました。
これから塗装をして母屋に持ち込みます いやぁ~楽しかったですね(=^^=) 今回一番楽しかったのは「すのこ」の製作だったかもしれません。端材のリサイクルもかねて、なんだか良い物を作ったような気がしてます。構造自体はとてもシンプルですが、すのこが良い感じを出してくれてます。
普通の板や集成材で作ってしまうと、おもしろみが減ってしまうので、妙な工夫が楽しさとできあがったときのうれしさを強くしてくれました。
フェイスフレームも使ってみると、デザインを違ったように見え、ちょっと高級に見えちゃいます(笑)
ただ一番下は棚板と高さが合っていないので、棚板より高くなってしまっています^^;が、これはぬいぐるみのストッパーとして活躍してもらいましょう。