DIYを始める。
電動工具を揃えたい、手道具を揃えたい。早く作品を作ったり、結果を出したいと思うところであります。
DIY歴35年のTanisanはいつも考えるのは「安全」のこと。
一見危なくないように見える作業であっても、基本的に安全は頭に置いて作業をした方が良いよね。
経験を交えて、その大切さを紹介していきます。
趣味のDIYだからこそ、ケガをしないことが大前提!
DIYはあくまで趣味の世界。
だから
ケガをしちゃいけないンだ。
仕事ではないから、なんの保証もないし、ケガをして仕事にでも穴を開けたら、「何やってんだ!そんな趣味ならやめてしまえ!」と言われかねない。
直接そうは言われなくても、陰で言われてるのは確かなことですから。
DIYで楽しく作品作りをするには、「ケガをしないこと」が大前提です。
年齢も高くなってくればなおさら、敏捷性とか対応性とか、記憶力とかどんどんと落ちてくるので、事故にも遭いやすくなるのは確かなことです。
まあ不慮の事故が大半ですから、注意していても事故に遭うかも知れないわけですから、注意しないなんてあり得ない世界ですよね。
「こうなるとは思わなかった」「こんなに怖い道具だとは知らなかった」などなど、全部言い訳になってしまいますし、ケガをした部分が治るとは限りませんから。
ケガしたらどうするではもう遅いです。
ケガをしないように気をつけて行く必要があります。
目を守ることの大切さ。これは絶対大事!
目への危険はいつも考えておかないといけません。
電動工具に限らず、手道具においてもその危険性はあるので注意が必要です。
私は道具を使う際には必ず「防塵めがね」をかけています。
ホームセンターにもよく売られているもので、価格もリーズナブルですね。
目の損傷の恐怖は、テーブルソーで経験をしています。
私は少し大きめのテーブルソーを使用しているのですが、木材を少し幅を狭くしたくて挽き割っていました。
その際に、少し無茶をしました。
材料に節があり、そこを鋸歯が通っていく状態でした。
今ならそのようなことは最初からよけて、切り込んでいくのですが少しでも材料を無駄にしたくない一心で挽き割りを進めました。
予想通り、節は鋸歯で割れて、私の顔面にめがけて飛んできました。
「バキッ!」という音がしたときには、もう飛んできていました。
あたった顔はけっこう痛くて、ヒリヒリ。
それ以上に、ビックリしたのともう少しで目にあたるところだったと思うと、あとからザワッとした気分に。
防塵めがねをしていたので助かった印象があります。
またサンダーをかけているときは、多く舞う粉塵。
これが目にどんどんと向かってきます。
通常の防塵めがねでは、隙間から入り込んでなんの防御にもなりません。
それでスキーの使い古したゴーグルをして作業をしています。
これでかなりの防塵対策となっています。
何もしないで作業をした際には、眼がひどい状態となってしまい、なんだか病気にでもなりそうです。
目を守るという動作は、もう習慣化されていますが、大切な行為であると思います。
耳を守ることも大切。難聴にならないように!
割と忘れがちなのが「耳」を守るということ。
私は小さいときに耳の病気をしたことで、高音域の音が聞こえません。
だからというわけではないのですが、耳の保護はあまりしていません。
トリマーやルーターは音も大きいので、本当はイヤーマフなどをして保護した方がいいですね。
趣味で難聴になってしまったなんて、しゃれになりませんから。
時間を守ることの大切さ。焦ってきたらやめよう!
人生最大のもめ事の原因は、お金と時間とか。
確かにそうですよね。
ついついDIYの魅力にはまり、時間を忘れて作業をしていることって多くあります。
ふと時計を見たら、「あれっ。もうこんな時間」と。
問題はここからなんです。
一つの作業の切れ目まで焦って進めようとしてしまうこと。
私の場合は決まって、ケガをします。
「後もう少し」
「これをやったら終わろう」
「ちょっと時間過ぎてるけどまだ大丈夫そうだ」とか。
こんな思いが出てきたときは、私は思いきってやめることにしています。
本当に危ないです。
手を切りそうになったり、転びそうになったり。
はたまた、せっかくでき上がってきた作品を壊してしまったりと。
本当に経験上いいことがありません。
肺も守りましょう!
眼も大事ですが、同時に肺にも気を遣ってあげてください。
木工くずが作業中は飛び交い、サンダーをかけると細かな粉となって空気中に舞います。
何も防護なしでは、「木の粉、吸ってる」というのが、つぶさに感じられます。
じん肺にでもなったら、いやですので、要所、要所で防塵マスクをかけております。
ほとんどがサンダーをかけるときですね。
私の使っている防塵マスクは、バルブの関係でめがねをかけていても、曇ることがないので快適に作業を続けることができていいですよ。
一人で出来ないときは他の人の手を借りよう
一人で自由気ままに作業を進めていくのも、楽しいDIY。
それが本来のスタイルなのかもしれませんが、一人でできないこともあります。
「ちょっとそっち側を支えて欲しい」「重たいので一緒に持ってほしい」などなど、二人でできないこともたくさんあります。
クランプがその手助けになってはくれますが、それでは対応出来ないこともあるあるです。
そんなときは遠慮無く人の手を借りましょう。
以前私は、180センチの脚立から落下しています。
下から見るとさほど高くはないのですが、上に上がり作業をしてみると偉い高い!
そして上に行けば行くほど、グラグラする。
それもそのはず、脚立が変形していたので、キチンと立っていられない脚立を使っての一人作業でした。
「多少ぐらつくけど、いつも使ってる脚立だから大丈夫だ!」と。
作業も中盤を迎えたとき、バランスを崩して脚立は倒れました。
ドリルドライバーを持ってネジ締めをしている最中に、ねじ頭からビットがずれて「ぐらっ」と。
脚立もろともコンクリートの床にたたきつけられて、幸い左肩を打撲しただけでしたが、本当に痛かった。まだ違和感が残ってる。
ちょっと押さえてもらっていたら、違っていたなと反省してしまいます。
防寒、汚れから守る。思いっきりDIY作業しよう!
DIY専用の上下ウインドブレーカーを用意しておくといいですよ。
メーカー品でなくてもいいですし、使い古しので十分です。
ココでは「専用」というのがポイントです。
この専用がいわばDIYのユニフォームになります。
ユニフォームって
「しっかりと作業をする気持ち」に自分を切り替えてくれます。
ある程度の汚れにも大丈夫ですし、寒さ対策にもなり、地べたに横になったり、膝をついたりしても安心です。
靴は足を保護するために「長靴」をはきます。
「服を汚さないように作業をする」といった遠慮がちな気持ちが事故を招きやすく、きちんとした身なりをすることで、守られている意識も高まります。
塗料を使うときは、プラスチックグローブを使用するなど、汚れから自分を守ることも大事です。
作業が終わったら、サッとウインドブレーカーを脱いでしまえばいいわけですし、急な用事にもすぐに対応ができるのでいいですよ。
転倒、落下、崩れに注意する
先に書きました脚立からの落下でなく、ものが棚から落ちてくるといった話。
整理整頓はとても重要です。
作る事が夢中になって、片付けなんてそっちのけのDIY。
わかります。
私も確かに作業が終わったら、おびただしいくらいの工具になっているときがありますから。
できることなら、一つ作業が切れたら、キチンとものをあったところに戻してから違う作業に入りたいですね。
あら材そろえ、部材の墨付け、切る、組み立て前の加工、サンダー、組み立て、仕上げ、塗装とそれぞれの作業の切れ目で片付けていく必要性を感じます。
作業が進むにつれて、途中までできてきたもので、どんどんと作業場が狭くなってきます。
整理整頓をしておかないと、あっという間に構造物でいっぱいとなったり、床に散乱した木材に躓いて転んだり、ものが落ちてきたり、立てかけていた木材などが崩れてきたりと。
それが危ない電動工具を使用いている最中だとしたら。
注意が離れて危ないですよね。
ケガの原因ととなります。
整理整頓を習慣づけたいところです。
電動工具の危険性を認識しておこう
安い工具は平均して危ない。一概には言えないけど、その傾向はあるとDIY歴35年のTanisanは思います。
すべてと言いませんが、できるのなら「中級クラス」の道具を買われた方がいいですね。
最初は安いものでDIYを始めてみて、どうしても満足ができなくなったら、グレードアップがいいですね。
2台あった方がいい電動工具もたくさんありますからね。
特にドリルドライバーなんかは、2台以上あるととても重宝します。
ちょっと高い方が、安定性や安全に対して工夫があったりと、違いを感じることが多くて、私は保険だと思って中級クラスのを買うようにはしています。
ただいくら中級クラスのを買ったとしても、電動工具自体は危ない物だという認識を持った方がいいですね。
基本的な防護をして挑まれた方が無難ですよ。
まとめ
DIYはとても楽しい。自分が思い描いていた物がどんどんと形になっていく。
これくらい楽しいことはないですよね。
DIYを始めたばかりは確かにそろえなくてならない物もたくさんあって、どれからそろえていったらいいかと迷うところですね。
予算もあまりないことが多くて、優先度をつけなくてはいけないのも事実ですね。
使いたい時が買い時であるDIYグッズですが、そこに1つ「安全対策」を入れて欲しいと思います。
趣味の世界だからケガをしない。
安全重視で行きたいところですね。
楽しく木工diyをするにも道具が大切
いくらDIYであっても、綺麗にそしてきちんとした形になってくれないと「心が折れて」しまいますヨネ。
ヤッパリそれを大きく助けてくれるのは電動工具たちです。必要にあわせて購入を進められると良いですよ。
ベルトディスクサンダー
スライドマルノコ
ソーガイド
スケールストッパー
スコヤ
コーナークランプ
クイックグリップバークランプミニ 150mm