「私の弟が家系図を作ったのでそれを納める額縁を作ってほしい」と友人からの製作依頼がありました。
聞いてみると紙の大きさが140センチ×45センチと額縁としてはかなり大きい。
構造自体は難しいとは思わないけど。
強度が心配。
早速作ってみます。
★製作費用は、金具やガラスを含めて10000円程度
★製作期間は、5日間
★製作難易度は「ふつう」
主に使用した道具
◎電動工具はテーブルソー、サンダー、トリマー、スライドマルノコなど
◎手道具は巻き尺、スケールストッパー、クランプ、手鋸など
まずは図面と必要部材をそろえる
まずは図面を書く
今回はあまり時間もないので、ノートにラフ図でつくって行きました。
大きさが横145センチ 縦50センチ フレームなので
補強部材をあまり増やすことが出来ません。
ちょっと大きいので取り回しもタイヘンかなとも思われました
部材を揃えていく
継手を留め継ぎにすることを考えて、ガラスが入るだけの溝を彫り込ます。
ルーターにラベットビットを取り付けて、一気に欠き取り
そのあとにスライドマルノコで45度に切断していきます。
接合をする
基本的な接合はタイトボンド3を使って、コーナークランプなども駆使してくみ上げていきます。
組み上がるほどに大きくなり、ちょっとした衝撃にも破損してしまいそう。
まして人の物だから、慎重な作業が求められました。
途中で「バキッ!」てのだけは避けたい私。
枠が出来たので裏板の製作に入っていく
140センチ×45センチが中にはめ込むガラスの大きさ。
この大きさのベニヤ板がちょうど手元になくて、何かいい方法がないかと思案。
結局、板をつなぎ合わせることにしました。
あまり見える部分ではないし、中に入る紙を押さえるだけなので、残しておいたベニヤ板4枚をつなぎ合わせて一枚の板にしておきます。
ここで
ちょっと反省。ベニヤ板の強度の問題、手間暇を考えると三六判の板を買ってきた方が手っ取り早かった。
まあ残材の有効利用として役立ったかと思いをまとめた。
強度補強をしていく
ガラス屋さんに見積もりをお願いした。
「この大きさなら2ミリでは難しく3ミリが必要。ガラスだけで4キログラムを超えるよ」と。
なんとなく重たくなるとは思ったが、ちょっと予想外。
価格もガラスだけで1万円は超えるとのこと。
「このままの構造では、持ちこたえそうにないことが発覚」
やむを得ず
1)ビス固定を追加した(ビスの頭はダボで隠した)
2)ガラスをやめて、ポリカーボネートに変更し、軽量化を図った
メーカーへオーダーとなり、端材が出ない分、経費も抑えられた
3)ガラス屋さんからの「角のウラからL型平面金具で補強した方がいい」とアドバイスを受けて施工した
完成前にいろいろとアドバイスを受けて、行程を変更したが総合的に見ても利点が多かったので助かった。
仕上げ 塗装 まとめ
サンディングを仕上げて。
いつもオスモクリアーで仕上げます。
先日、お仲間にお渡しすることが出来ました。
とても喜んでいただき、DIYの醍醐味を感じます。
喜んでくれる様子を見るのはウレしいですね。
楽しく木工diyをするにも道具が大切
木工diyが本当に楽しいです。
最初はちょっと工具を買うなどの設備投資みたいなものをしないとなりませんが、長く楽しむことができるのと自分の思い描いていたことが、どんどんと形になっていくので楽しいです。
木工diyはおすすめですよ♪
ただ
いくらDIYであっても、綺麗にそしてきちんとした形になってくれないと「心が折れて」しまいますヨネ。
ヤッパリそれを大きく助けてくれるのは電動工具たちです。必要にあわせて購入を進められると良いですよ。
ベルトディスクサンダー
スライドマルノコ
ソーガイド
スケールストッパー
スコヤ
コーナークランプ
クイックグリップバークランプミニ 150mm