DIYで家具を自作しよう

子供の玄関収納として、ランドセル用の棚を作ってみた

ランドセル棚9

2020/12/30に記事を更新しました。製作したのは2007年です。

木工DIYで玄関の周りをキレイにしたくないですか?
二人の子供達が小さかった頃、ランドセルがいつも玄関に置きっぱなしで、片付かない。
「部屋に持って行きなさい!」と言っても、すぐにまた玄関の隅に置きっぱなし。

聞くと
「だって面倒くさいんだもん」「いいの、ここで」と余り親の言うことを聞かないです。
ならば

きちんと片付けるようにと簡単な木製棚を作ってあげた方がいいと思い作成をしました。

ランドセルって、結構かさばるもので、大きさもある程度必要ですし、市販のカラーボックスではキレイに収まらないです。

それも2段ともなると。

玄関に置く関係で、圧迫感や閉塞感が出ないように角材を組み合わせた構造にしてみました。ランドセル棚3

DIYを始めた頃に作った物ですが、木製棚という違う役割をもらって今も現役家具です。

木工DIYは本当にいつまでも使ってもらえるものが多いので、趣味としてはとても良いと思います♪

それでは紹介していきましょう。

大きな写真が残っていなくて、小さくて見づらくて申し訳ないです。

木製棚の難易度、材料費、主に使用した道具について

難易度はどうかというと

正確に材料をを揃えることが出来たら簡単です。5段階で言ったら3ですね。

材料のコストを下げたかったのと、家具自体をすっきりしたかったので、構造が少し複雑になってしまったので、難易度が上がっています。

しかし。

横の板(側板)を集成材や合板にするとただの2段木製棚になるので、寸法通り切り出すことが出来ればとても簡単です♪

この作品においては「電動工具」を結構使っています。

私はたまたま持っているので「少しでもキレイに仕上げたい」という思いから使用しています。

必ずしも自分と同じ電動工具は必要としないので、皆さんの環境に合わせて作って行かれたら、とても楽しいと思います。

材料費は

SPF1×6 6Fが基本部材となります。概ね3000円といったところでしょうか。
あと、ビスを隠すためにラミンの丸棒15(直径15ミリ)を使用しています。

主に使用した道具

◎電動工具はテーブルソー ビスケットジョインター スライドマルノコ、サンダー、トリマーなど
◎手道具は巻き尺、スケールストッパー、クランプ、手鋸など

木製棚の製作の様子

1)今回もかんたんなラフ図面から作ってました。ランドセル棚15
2)スライドマルノコで寸法通りに板を切り出していきます。

3)テーブルソーを使って「ほぞ」加工をしていきます。ランドセル棚12
4)できあがった「ほぞ」から、角ノミを使ってほぞ穴をつくって行きます。ランドセル棚16
5)部材がそろったら、側板をくみ上げます。集成材や合板で作業する際はこのほぞ作りの作業は不要になります。
6)ビス隠しの「木栓」をテーブルソーで切り出しました。キックバック防止でダミーフェンスを設置して安全に作業を進めます。ランドセル棚10 ランドセル棚7
7)ビス隠しの為の穴を15ミリのフォスナービットで開けていきます。ランドセル棚8
8)順番に組み立てていきます。固定は全て木工ボンドを使っています。天板の接合はビスケットジョイントを使用しています。ランドセル棚14
9)ビス隠し用の木栓を入れてボンド固定をします。はみ出た部分は、トリマーにストレートビットを取り付けて切削してしまいます。ランドセル棚6

このときはこのアサリなしのクラフト145を持っていませんでした。
数も24個もあったので、トリマーで削ってしまいました。

10)飾り装飾として、側板にはボーズ面3ミリを付けて、天板にはひょうたん面を切り込みを行います。ランドセル棚2

本体の安定を図るために、脚の部分はこのように仕上げています。ランドセル棚4

11)塗装はナチュラルに仕上げたいので、オスモクリアーでオイルフィニッシュです。

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接合にはビスケットジョインターを使用しています。
ちょっと高いですが、あるとても綺麗な棚を作ることが出来ます。

私は小さいビスケットも使用したくて、ポーターケーブルさんのを使用しています。

PORTER CABLE 557
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作業効率も格段に上がり、あっという間に組み立てに持って行けるので、我が家ではとても使う電動工具として位置づけられていますよ♪

まとめ、反省

棚の横の板(側板)に特徴を持たせました。

ランドセル棚5
ビスを隠す木栓もあえて大きくして、デザインに一躍買ってもらうことにしました。
塗装を入れる前ですと、ちょっと失敗だったかなと思いましたが、塗装が乾燥してできあがりを見てみるといいデザインとなってくれて自分としても気に入っています。

自分としては余り重たい家具は作りたくないので、フレーム構造をよくしております。

材料の節約になるのと、基本的には「パインの集成材」などがお手頃とは言うものの「高価」という印象があります。

しかしながら、フレーム構造をとるとなると、やはり電動工具も必要となり、ハードルも上がってしまいます。

diyの楽しみは「我が家サイズの家具を作る事」にあると考えています。

余りに手が込んでいたり、長期戦となってくると心も折れてしまいます。

なんとしても、完成までに持って行かないとならない部分もあるので、ご自身の環境に合わせた設計が必要であると考えます。

楽しむことが最大の恩恵であるDIY。

皆さんも楽しんでくださいませ。

自作家具
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楽しく木工diyをするにも道具が大切

いくらDIYであっても、綺麗にそしてきちんとした形になってくれないと「心が折れて」しまいますヨネ。

ヤッパリそれを大きく助けてくれるのは電動工具たちです。必要にあわせて購入を進められると良いですよ。

ベルトディスクサンダー

スライドマルノコ


ソーガイド

スケールストッパー

スコヤ

コーナークランプ

クイックグリップバークランプミニ 150mm

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