2021/1/2に記事を更新しました。
製作したのは2009年です。
木製でちょっとおしゃれな棚を作ってみたいと思いませんか?
「子供の教科書を収める棚で、シンプルでいいけど使いやすいものをDIYで作ってみたい」というかたに
参考になればと思い、以前作った棚を紹介します。
教科書も自分たちの時と違い、A4サイズが基本となって、カラーボックスとかだキレイに収まらないですね。
その子供もすっかりと大きくなり、先日結婚をしたのですが、私の作った棚は「本棚から整理棚」に使用目的を変え、使ってくれています。
シンプルな棚はとても使い勝手もよく、応用が利くのでおすすめですよ。
それでは早速紹介していきますね♪
木製棚の難易度、材料費、主に使用した道具について
難易度はどうかというと
少し大きいものとなってしまったことや、少し装飾も入れたので難易度は上がっていると思います。
5段階で言ったら4といったところですね。
製作期間は7日間を要しています。
装飾の部分や横の板(側板)を集成材や合板にすると、とても簡単になりますので急ぐときはそれもいいかと思います♪
この作品においては「電動工具」を結構使っています。
私はたまたま持っているので「少しでもキレイに仕上げたい」という思いから使用しています。
必ずしも自分と同じ電動工具は必要としないので、皆さんの環境に合わせて作って行かれたら、とても楽しいと思います。
材料費は
パイン集成材 SPF1×6材 4ミリの有孔ベニヤ、棚板用のシナランバー合板15ミリが基本部材となります。概ね7000円といったところでしょうか。
主に使用した道具
◎電動工具はマルノコ ビスケットジョインター 、サンダー、トリマー、ジグソー、ルーター スタイルアンドレールビットなど
◎手道具は巻き尺、スケールストッパー、クランプ、手鋸など
木製棚の製作の様子
1)ジャストシステムの花子で書いた図面です。自分は花子がとても使いやすい。
2)側板の加工から入っていきます。ルーターテーブルを使って、スタイルレールビットによる框組みの加工をします。
このビットは素晴らしく、一発でトビラやフレームを作ることが出来ます。
通常ですと、接合部分を切り込んでから、中に入る板の溝を掘る必要があります。
この2段階の作業が一回で終わってしまうのです。
材料が正確に切り出されていたなら、ここまで来るのもあっという間という感じです。
仮組しておいてみます。
そして圧着です。
側板が完成しました。
3)有孔ベニヤを中に入れ込むので、切り出しを行います。25ミリ間隔に穴が開けられているので、穴の位置が偏らない切り出しを行います。
4)棚板をつくって行きます。シナランバー合板に切断面がきれいに見えるように、SPFを貼り付けて圧着します。
5)側板をはめ込むための「溝」を掘ります。自分はルーターにアキュレットガイドを取り付けて、溝を彫り込みました。
当然ながらそれ用の工具なので、バッチリと大入れ次が出来てしまいます。
ただ、切り込み開始までがちょっと時間がかかるので、今は余り使っていません。
アキュレットガイドの様子
ルーターにアキュレットガイドを装着します。棚板の厚さにきちんとした溝を掘ることが出来ます。それも簡単です。
溝を切り込んでいるので、少しクランプをしてあげるだけで、崩れること無く仮組み状態を保持しています。
6)裏板をマルノコで切り出します。かなり緊張しました。
7)本体を組み立てで圧着をします。まだ天板の加工されていないので、乗せているだけです。
8)飾り装飾として、トリマーに゚丸面を付けて、切り込みを行います。
9)フェイスフレームという棚の装飾をします。棚板の幅より広い薄めの板を貼ることで、棚の質感が上がる加工で、時々使っていました。
10)20ミリ×8ミリの細い角材を切り出します。
11)先に面取りをしてしまいます
12) 出来上がった角材を前面に貼り付けます。そしてクランプ。
若干板より幅広にするのが洋書では一般的なようです。「これじゃ、端の本が引っかかって出せないじゃないか」と思うのは日本的な考え方のようです。
13)脚部の組み立て
棚より一回り大きく作って、台座に本棚が載っている構造にします。
ウッドデッキの廃材を活用する。
途中45度の接合があるので、スライドマルノコで切り出す。
45度の切断は一度テスト部材を45度で切り出してそこにあてがう形で切断すると正確に切断が出来る。
組み立てはポケトホールジグを使用する。
脚部が完成しました。
これ自体もポケットホールとボンドの併用で、本体に取り付けることにしました。
14)塗装はナチュラルに仕上げたいので、オスモクリアーでオイルフィニッシュです。
天板の接合にはビスケットジョインターを使用しています。
ちょっと高いですが、あるとても綺麗な棚を作ることが出来ます。
私は小さいビスケットも使用したくて、ポーターケーブルさんのを使用しています。
まとめ、反省
シンプルでナチュラルな木製棚を作りました。
脚部が無くても十分用は足りると思いますが、何となくしまりがないように思えるので、つけてみました。
約6センチくらいあがってるのですが、コウすることで本棚にもゴミが入りにくくなるので良いと思います。
横から見た感じはこんな感じです。
すごくシンプルに出来上がって、良い感じ(=^^=)
スタイル&レールがとても作業を楽にしてくれました。
それと有孔ベニヤが何となく優しいデザインを作ってくれているように思えます。
大型の家具であったことと少し装飾を入れたことで、製作に時間がかかってしまったキライが有ります。
棚は作り足すことはあっても、以外と作り直す事が少ないので、しっかりと作りたいところです。
今回もたくさんの道具を使ってしまいましたが、皆さんの環境や用途にに合わせた作風でOKだと思います。
何らかの形で参考になってくれたらいいなって思います。
ずいぶんと古い家具を乗せてしまいましたが、今でも現役で我が家で活躍してくれていると思うと、自分の記録としても乗せてあげたくなりアップしました。
楽しく木工diyをするにも道具が大切
いくらDIYであっても、綺麗にそしてきちんとした形になってくれないと「心が折れて」しまいますヨネ。
ヤッパリそれを大きく助けてくれるのは電動工具たちです。必要にあわせて購入を進められると良いですよ。
ベルトディスクサンダー
スライドマルノコ
ソーガイド
スケールストッパー
スコヤ
コーナークランプ
クイックグリップバークランプミニ 150mm