木工DIYをはじめよう!

木工DIYに使うクランプはどれがおすすめか。クランプがいるいらないの話。

この記事では木工DIYで必要とされるクランプについて書いてます。

クランプも「○○クランプ」という名称で沢山の種類のものが売られています。
実際に木工DIYを始める初心者のかたにおいてどんなクランプが必要なのかにポイント絞って書いてみます。

早速行きましょう!

どのクランプから購入すべきか

まず結論からいいますと、クイックグリップバークランプですね。
形はこういったもので、サイズも沢山有っていろいろなメーカーからも出ていますね。

大きさも150ミリに対応する大きさが使いやすくて、私も数多くの場面で使用しています。

クイックグリップバークランプミニ 150mm

さほど強い締め付け力は期待できないですが、片手でクイクイとしまってくれるので、1人で作業をする事が多い木工DIYには、強い味方になってくれます。クランプ2 クランプ1

もう少し小さいものも有り、小型のものを作るときはとても重宝します。クランプ3

最近ではこのくらいのクランプだと、100円ショップでも見かけるようになりました。

当然、小ぶりのものは、木工DIYで棚を作るとか、テーブルを作る際にメインで使用することが出来ません。
ただ、お安いので数本持っていると、助かりますし、購入するにも少ない金額で済みますし、揃えていくのも簡単です。

木工DIYでクランプはいらないのか

木工DIYを始めるときに皆さんは最初に何が必要だと考えますか?

のこぎり、金槌、くぎ、メジャーなどなど、日曜大工という言葉からイメージされるものが多いですね。

木工DIYを35年もやっている私だって、最初はそれらのものを買いました。

クランプって何?というくらいの位置づけでした。

木工DIYが楽しくなってくると、すぐに「手が足りない」ことに気がつく。そして材料をきちんと固定しないと危ないし、うまく切ったり、組み立てが出来ない事も。

クランプは「無けりゃ無いで作れないこともない。でもあったら使わない手はない」ものです。

機会を見つけて少しずつ増やしていくといいですね。

作業効率もすごく上がりますし、仕上がりも綺麗になりますからとても大事な工具です。
安全にもつながりますよ♪

DIYの注意点!趣味の世界だからこそ、安全重視で行こう!DIYで注意したい安全対策について書きました。電動工具は危険な物であるという認識を持って使用することの大切さを書きました。...

木工DIYでクランプを使うときって、どんなとき?

木工DIYを始めて、作品をつくって行く。楽しくて仕方ないですね。
持てる道具を最大限活用して、どんどんと形になっていく作品。

その際にクランプを使用しているのはこんな場面が多いですね。

切ろうとする材料を作業台に固定する

手道具にしろ電動工具にしろ、木工DIYをする上で一番重要なクランプの役目ですね。

材料を切ろうとしても、材料がグラグラと動いてしまう。左手で材料を抑えて切る。
確かに出来ない事もないですが、人の力って非力です。

思いのほか動いてしまって、危険な目に遭ったり、まっすぐに切れない等などデメリットも多すぎます。クランプ5

クランプを使用したら、安心して作業ができます。

両手を使うことができるので、工具をしっかりと操作することができて綺麗な結果を出してくれます。

ここでポイントになるのが
「すぐに固定ができる、解除ができる」ことなのです。

時間や手間がかかるものは、面倒になって使わなくなります。

クイックバークランプですと、一人でカンタンに締め付けをしてくれるので使用頻度も高まりますね。

クイックグリップバークランプミニ 150mm

接着したものが付くまでの押さえ

木工DIYに使用する木工ボンドといったら、「白いボンド」を思い浮かべますか?木工ボンド

いつの時代になっても、定番とされるボンドですね。私もご愛用です。

これが固まる時間は最低15分とされ、安定して作業ができるのは1時間という認識の元、使用しています。

その間、手で押さえておきますか?メモ用紙立て底板圧着

ずれたり、剥がれたり、斜めになったりしませんか? 完全に接着されてしまったら、簡単には剥がれないので修正は難しいです。

きちんとクランプをすることで、このあたりの問題はすべて解決します。クランプ7

治具を固定する

木工DIYで使う電動工具も治具というサポートしてくれるものを使用することで、飛躍的に作業効率と安全性、そして正確性が増します。

トリマーのストレート治具が有名どころでしょうか。

その治具を固定するために、クランプは大活躍をします。

簡単にササッと材料と治具を固定して、切り込みを始める。そして次々と部材を加工していく。
いい流れを作ってくれます。

torima1
トリマーに最初に必要な治具2種。これでまっすぐ切る事が出来るぞ!トリマーを買ったら最初に作りたい治具を説明。簡単にできてしまうので作ってしまいましょう。一見遠回りに見える治具作りが、結果的に近道にもなり材料も大切にすることにもつながります。...

 

十字ストップ治具10

組み立ての時に仮固定する

木工DIYは割とお一人様で作業されているかたが多い印象を持っています。
そのときにとても頼りなってくれるのがクランプです。

「ちょっとそっち持ってて!」といっても、アシスタントなんていないのが現実です。

ある程度、形が整ってしまうといいのですが、棚を1つ作るにしても材料がグラグラでパタパタと倒れて、満足なものなんて作れない。

そんなときはクランプが本当にいい仕事をしてくれますよ。文句も言わずにきちんと押さえていてくれますから。

木工DIYに興味の無い奥さんとかにお願いしたら「まだ?」「疲れた」「いつまでやんの」「出来たの買ってきた方が早いんじゃない?」などなど、まあ好き勝手なこといってくれますからね(笑)

これは我が家の場合ですけどね。

クランプ4

広い板を作る時に使用する

この作業は少しマニアックになってきてからですけど。
広い板を作らないと大きめの作品を作ることが出来ないので、1×4や1×6などのSPF材を並べて接着するという作業が必要になります。

これを「はぎ合わせ」といいます。

いろいろな方法がありますが、私はビスケットジョインターによる「はぎ合わせ」をしていますが、板と板の間に何も入れなくても、きちんと接着が出来れば、木工ボンドの力だけでも十分です。

PORTER CABLE 557
ビスケットジョインターPORTER CABLE 557は最高のDIY電動工具DIY歴35年のTanisanが使うPORTER CABLE 557の紹介です。ビスケットジョインターも2台目となりその魅力を説明します。...

 

その際に板と板を「グイッ」と締め上げて、完全に付くまで固定したままにする必要があります。

結構大がかりなものになるので、はじめからそろえるものではありません。私が好んで使っているのは、ユニクランプ(右側のもの)。ユニクランプちょっとお高い感じがしますが、材料を立てたまま保管できるのとクランプ自体もあまり重たくなくて、使い勝手もすごくいい。

必要に応じてそろえていくと、製作できるものがどんどんと広がっていくので購入を計画したいものではありますね。クランプ10 クランプ9

道具やそれ以外のものを固定する

クランプは「固定しておいたままに出来る」とことが利点。

そして取り外しも簡単。

木工材料のみならず、手元を明るくする簡易照明を固定したり、工房グッズを固定したりと使用用途も多彩。
私は工房の網戸を固定したり、糸鋸盤の照明や工房のドアを少し開けたままにしたいときなどにも使用している。

本来の目的からは遠いが、アイデア次第で活躍させる場面は多いです。

木工DIYで使わなくなったクランプはどれか

木工DIYをする上で登場回数が多いのが、クイックバークランプですが、それにつづき使用頻度が高いのが「Fクランプ」。Fクランプ
片手では操作が難しいですが、確実な固定と十分な締め付け力があること、割と深めにクランプをかけることが出来る点で、メリットは大きい♪

最初にクイックバークランプで仮止めして、その後にFクランプに交換して固定を続けることも多いですね。

クランプにはいろいろな種類もあり、木工DIYも35年あまり、たくさんのクランプを買っては来ました。

そのなかでもどんどんと使用頻度が減り、全く使わなくなってしまったクランプもありますので載せておきます。
最初から無くてもいいかなくらいのものですね。

①ハタガネ
日本の木工の流れをくんでいるものなのでしょうか。最初にこれを買いましたが、板をはぎ合わせる目的にしか使用できず、力も強いとはいえず。
すっかりとお蔵入りです。ハタガネ

②Cクランプ
これまたDIYには絶対必要なくらいに思えてしまうくらいホームセンターで売られている。
Fクランプやクイックバークランプが木工DIYにおいては、いい仕事をしてくれるので、安い事以外にメリットはあまり感じられない。Cクランプ

③洗濯ばさみの大きいやつ
お手軽に締め付けることが出来るので、いいとは思いますが、大きなものなればなるほど「開くため」に結構な力がいる。
締め付ける力を調整できない。それでいて外れやすい。こんな理由から滅多に登場しない。

必要な数はどのくらいか

木工DIYで使用するクランプの必要数は、多い方がいいのは確かですが、数を買うと値段も高くなってきます。

プロの木工工芸家は「予算が余ったらクランプを買う」というくらいですから、有用性が高いといえましょう。

購入の際は、1つずつでもいいですが、大抵は2個組で使用することがほとんどなので、2個ずつもしくはその倍数ずつそろえていくのがいいですね。

何かの機会があるときに、買い足すくらいの気持ちがいいですよ。
今でこそ沢山のクランプに囲まれていますが、ここまで来るには35年もかかっていますよ(笑)

「こんなに何するの?似たようなものばかり集めてさ・・・」と妻にも言われますが、「使うんじゃ。ひとつでも無いとすぐにわかるんだよ」と。

クランプもとてもかわいがっています♪

まとめ、クランプは沢山有った方が良い

100円ショップで売っているものから、大がかりですごい高いものまで、様々な種類のクランプがあります。
何をそろえていったら良いかと迷うところですが、用途に合わせて2の倍数でそろえていきましょう。

そしてできるだけ多く持っている方が、次の作業に進む時間が短縮されます。

広い板を沢山作りたいときなども、クランプがないばかりにできあがるまで待っていないといけないです。
その時間って結構暇で、もったいないですね。

週末木工など時間が限られた中で作業をされているかたが多い中、クランプの数はとても作業効率に影響を与えます。時間が無くなり、焦って怪我をするという経験も何度かした私にとって、作業効率は大きな位置を占めています。

確かにある程度の数が必要な中、予算的にもつらいときがあるかと思いますが、道具は下手したら一生もんですので、そろえたいものですね。

今回はクランプについてまとめてみました。何かの参考になってくれるとウレしいですね♪

クイックグリップバークランプミニ 150mm


楽しい木工DIYを続けていきましょう!

 

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)